個別専科

個別指導塾「個別専科」の塾長による勉強や受験への一言

(学校での勉強=受験勉強)ではない!?

>対象:高1・2 公立高校の普通科や、指定校推薦は考えていない方へ!

 

 

高校受験までは一生懸命に勉強を頑張ってきたみなさんの中には、

  

高校に入ったらゴール!(もう遊べる!)

 

と、楽観的になっている人も多いかと思います。

部活動だけに専念できる!なんて思っている人もいると思います。

 

が、こんにちの社会では、大学進学率が約60%(個別専科出身者は約95%以上)なので、まだ大きなハードル(大学入試)が残っています!

 

多くの会社にとって、どこの大学(学部)出身なのか?が大切であり、社員採用の際には、そのランクをその人の理解力・記憶力の高さを測る1つの尺度にしています。

 

「出身高校」なんかは問われません。。。

 

つまり、 高校は将来への通過点 にすぎません!

 

希望の高校に合格した人も、残念ながら不合格だった人も、

まだまだ勉強の戦いは続きます。。。

 

※志望する高校に不合格だった人も、次の戦い(大学受験)は、高校受験よりもずっと将来に大きな影響があります!再チャレンジでは、第一志望合格のリベンジを果たせるように、心より応援しています!

 

 

 

個別専科での高校生の割合は約40%です。

京都市内のたくさんの高校生が通ってくれています。

 

大学付属の高校の場合、指定校推薦を狙う場合、国公立大学を目指す難関高校(クラス)の場合などは、学校の授業をしっかりフォローすることを優先しましょう!

 

しかし、その他の公立高校の普通科や、指定校推薦を考えていない人の多くが、よく勘違いをすることがあります。

 

 

「中学校と同じように、高校での勉強を頑張っていれば大学へ行ける!」

と思い込んでいることです。でも、

  

それは大きな間違いです!

高校は中学の延長ではないのです。

 

1.高校入試では、通知表が重要(特に公立高校では入試点の約半分の比重)でしたが、大学入試(一般入試)では、入試本番での得点のみで合否が決まるので、高校での通知表は関係ありません。

 

2.大学入試では、高校入試のように全科目の配点が同じではなくて、傾斜配点(例えば、英語200点・数学50点など、科目間での配点に差がある。)なので、全て均等に勉強時間をかける必要もないし、全科目を得意である必要もありません。

 

3.私立大学の入試では、ほとんど選択問題(マーク式)で、記述問題は出ません。(同志社だけほんの少し出ますが)

例えば、英語で文章を書く(英作文)問題や、英文を日本語に訳す問題(英文和訳)や、国語の論述問題(100字以内で自分の意見を作文するなど) ・・・などなど(英語のリスニング問題なども)は、出ません。

 

4.私立大学の公募推薦(特に、龍谷大学京産大学、近畿大学、佛教大学などは、京都の公立高校の多くの人が受験します。)では、2教科での受験となります。理系は「英語と数学」、文系は「英語と国語」となります。(関関同立は、基本的に3教科での一般入試となります。)

学校では10以上の教科を習います。(公民、日本史、化学、数Ⅰなど、科目数で言えば、もっともっと多いです。)その中から、たったの2教科だけが入試に必要です。さらに言えば、国語では現代文だけで古典が出題されない大学も多いです。

 

以上1~4の理由で、

学校での勉強内容と、入試対策の勉強内容とが、重なる部分が少なく、

(学校での勉強=受験勉強)とは必ずしも言えません。

 

つまり、学校の授業内容のほとんどが、そのまま受験に役立つわけではなく、

不要な場合が多いのです。

(最悪のケースでは、90%以上の授業内容が入試に関係しません。)

 

しかしながら当然、学校の定期テストでは、全科目を、主に記述式で解くことになります。入試に不要な科目に対して、時間とエネルギーを捧げることになります。

 

 

 実際にあったAさんの例です。

Aさんはとても真面目な性格で、学校の各教科の先生たち全員の要求にきちんと応えなければと、毎回の定期テスト一生懸命に頑張りました。しかも、運動部の活動もよく頑張りました。

 

※確かに、理想は全ての教科をできるようにして、部活動でも全力を尽くすことです。しかし、残念ながら、文武両道ができる人は、実際には10人中1人いるかどうか?が現実です。

 

Aさんはの成績はオール3です。それでも自分の持っている力の100%を出して頑張っていると、たくさんの生徒を見てきている個別専科の講師たちもみな客観的に思いました。

 

Aさんには指定校の見込みがなくなった高2の最初の段階で、学校の勉強よりも受験勉強を優先するようアドバイスをしましたが、Aさんの希望は中間テストや期末テストで点を取る勉強をしたい、とのことでしたので、教科書に沿った内容だけを頑張って続けました。

 

高3の夏になり部活を引退して、お友達が指定校推薦を決める中、公募推薦を目指して頑張ることになりました。しかし、入試本番まで残り3カ月間しか時間がありません・・・。そんな中でも、責任感のあるAさんは、夏休み中はずっと文化祭の劇の練習に大忙しで、夏期講習に参加する余裕もありません。

 

結局、公募推薦では志望校に不合格となり、一般入試で第3志望の大学に何とか合格を果たし進学しました。学校では数学や理科なども全て頑張ったきたAさんですが、結局は入試で必要なのは、「英語と現代文だけ」です。そんなAさんが最後に言いました。「今までやってきた勉強は何だったんだろう?」

 

 

 

実は、このAさんの様な例は、よくある事です。

 

そして、後になってこの事実を実感して、これまでの自分の勉強のスタイルに、

後悔する人が多いのです。

 

だから、高校の勉強は頑張らなくてよい、というわけではありません。

ただ、みんながスーパーマンにはなれません。何でもできるわけではありません。

つまり、強弱をつけることが大切です。

  

学力と目標によって、学習のスタイルが決まります。 

 

今の自分の学力より上の目標を目指すなら、一切の無駄なく時間とエネルギーを、効率よく志望校への勉強に集中させる必要があります。

 

 

英語の単語1つ覚えるだけでも、「書けるようになる」レベルと、「意味がわかればよい」レベルとでは、暗記の時間的負担は全く(体感的には3倍以上)違います。

 

ほとんどの私立大学の受験では、「書くこと」を求めていません。

意味がわかり、長文が読み取れれば大丈夫です。

 

 

 

実は、個別専科での新高校1年生との面談では、まずはこの意識を変えるところから始まります。 兄や姉がいて、すでにこの流れを経験してきている保護者の方は、よくご存じなのですが、初めて高校生の子を持つ方は知りません。ただ何となく漠然と、とりあえず高校の授業を頑張ればその先に大学がある、と信じています。

 

「公立」は「効率」でありません。

と私は面談の際によく言います。

 

公立高校は、教科全体の知識をバランス良く学ぶ場であり、受験だけに特化した進度はできません。「これは受験に出ないからやりません!」というわけにはいきません。

一部の私立の進め方は教科書を大胆にも無視する(その方が受験には有利ですからね。)こともあり、公立高校の先生方も大変だなぁと思います。

 

 

そして個別専科では、

本人の希望や性格、保護者の希望、大学の難易度、受験科目、出題問題の傾向・・・などなど、全体から考えて、何をどう勉強すればよいのかを、具体的に提案をするコーディネーター的な役割をしていきたいと考えています。

時には指定校を狙い、また時には公募推薦や一般試験での勝負をすすめます。無駄な事に時間をかけずに、できるだけ最短コースで!と思っています。

 

まずは、面談でみなさまのご希望をお聞かせください。

そこから今やるべき事を落とし込んで、無駄のない最短で最良の方法を一緒に考えていきましょう!